スポーツ / トレーナー
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ビリギャルならぬ
“ビリガイ”。学年イチの
落ちこぼれが治療家に!


鍼灸科 2009年卒
柔道整復科 2006年卒
本田 泰之さん
2016年4月取材
神奈川県立新栄高校バレーボール部出身。高校卒業後に呉竹鍼灸柔整専門学校へ入学。柔道整復科→鍼灸科でWライセンスを取得。在学中に(株)コンディショニング・プロへ入社し、國學院大学ラグビー部(2009-2016)の専属トレーナーとして活躍。

人生最大のピンチ到来!?
勉強についていけず怒られる日々

呉竹学園には6年間通いました。高校卒業後、まず柔道整復科に入り、柔道整復師の資格をとりました。それから現在の会社に席を置きながら、鍼灸科に通い鍼灸師を取りました。思い返しても本当に濃密な6年間でしたね。ボクは中・高校とバレーボール部でしたが、選手として上を目指すにはちょっと実力不足。では、何を目指す?といったときに、通っていた接骨院の先生から「柔道整復師」の存在を教えてもらったのです。詳しい内容はよく分からなかったけど、「資格があればなんとかなる」程度の軽い気持ちで呉竹学園のパンフレットを手に取りました。しかし、入学してみてびっくり!まさか勉強がこんなに大変だとは!!それまで部活三昧の日々だったので、勉強が得意とは言えず、授業についていくだけでも必死でした。最初のテストなんてひどいものです。問題の意味すら分からなかったのですから。カッコに○か╳を記入しなさいという設問に対し、全くトンチンカンな単語を書いたりして…。おそらく学年イチの落ちこぼれだったと思います。今だから笑って話せますが、先生には相当絞られました。呉竹学園はいい意味で熱い先生が多いので、結構厳しく、入学当初は凹みっぱなしでした。

こんなボクでも、やればできる!
後輩に希望を与えたかった

それでも途中で投げ出そうとは考えませんでした。やるからには成し遂げたいという単純な気持ちと、高校の後輩に「やればできる!」という希望を与えたい思いがありました。勉強も分かるようになると面白いものです。乾いたスポンジが水を吸収するみたいに、スーッと知識が頭に入る感覚は何とも言えませんね。特にボクの場合はカラッカラに乾いていたので(笑)。3年生の夏はバイトも辞め、勉強に集中しました。授業の後、家で腹ごしらえをして、そこから怒涛の自習です。毎日近所のファミリーレストランで夜10時から朝まで、コーヒー片手にテキストとにらめっこです。スタッフともすっかり顔見知りになり、なぜかクリスマスに一緒にウインドウを飾りつけしたり…。当時、起きている時間はすべて勉強に費やしていたので、寂しいより楽しい思い出となってます。

大学ラグビーの専属トレーナーで一生懸命やることの重要性を実感

そんなこんなで資格を手に入れた後、今の会社にお世話になっています。訪問マッサージ、整骨院、デイサービスと多方面で事業展開しているので、ボクもいろいろ経験させてもらいました。なかでも、印象に残っているのが、國學院大学ラグビー部の専属トレーナーを務めたことです。当時いたスタッフとラグビー部のコーチが知り合いだったことから、ボクが派遣されたわけです。今から7年前のことです。もちろん、ラグビーのラの字も知らず飛び込んだので、当初は戸惑いも多かったです。でも逆に、分からないなら、とりあえず目の前のことを一生懸命やるのみ。それしかないじゃないですか!マネージャーと水汲みしたり、運転手をしたり、レフリーの資格を取って練習試合で笛を吹いたり。なんと、30歳を過ぎてから部員との寮生活も経験しました。ひとり部屋でしたが、気づくと誰かが雪崩込んでくるので、プライベートな時間はゼロ。朝、寝坊しそうな選手を起こしているときは、トレーナーではなく寮母さんの気分でした。チームが2部から3部に降格したこともありましたが、部員と励まし合い、再度2部に昇格したとき、この職に就いて本当によかったと思うことができました。

将来は日本代表選手やチームに関わって日の丸のジャージーを着てみたい

呉竹学園は歴史のあるいい学校です。OB・OGにはいろいろな人がいるので、何かやってみたいと思えば誰かが相談に乗ってくれるはずです。就職説明会にも力を入れているので、先生をガンガン頼っていいと思います。柔道整復師、鍼灸師は接骨院や治療院で働くのが一般的ですが、それ以外にも選択肢は沢山あります。スポーツトレーナーとして大学や企業の専属として、あるいはプロ選手とフリーで契約することもできます。また、柔道整復師は機能訓練指導員としても働けるので病院やデイサービスなどに勤務することもできます。特にデイサービスは勤務時間が安定しているので、自分の時間を確保したい、という人には働きやすい環境でしょう。アフター5や土日の休みを利用し、スポット的にスポーツトレーナーをすることも可能です。やる気次第で、いくらでも発展する仕事なので、やり甲斐もあります。専門外だと思うことでも、興味を持って取り組めば、何か道が開けるはずです。ボクは日の丸のジャージーに憧れています。いつか日本代表選手(あるいはチーム)のトレーナーとして、あるいは自分自身がベンチプレスの選手として、その日が来ることを夢みています。まぁ、後者はまだ趣味程度ですが、どちらも実現できるよう、日々精進してまいります。

スポーツトレーナーを目指すなら