2024(令和6)年4月1日『横浜呉竹医療専門学校』に校名が変わります

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新着情報

卒後臨床講習会〜トリガーポイント鍼療法〜

呉竹鍼灸柔整専門学校では臨床教育プログラムの一環として、卒業生の臨床力アップを目的とした卒後臨床講習会を定期的に開催しています。

第28回目となる今回のテーマは「トリガーポイント鍼療法」。

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講師には臨床トリガーポイント研究会代表の森田義之先生をお迎えし、1/30(土)・2/6(土)の2日にわたって実施しました。

1日目はトリガーポイントの定義や検索方法、刺入方法について学び、基本の刺鍼練習として人間の背中の一番表層にある筋肉「僧帽筋(そうぼうきん)」の刺鍼を行いました。

2日目は応用編として、トリガーポイントができやすい肩関節の安定性を保つ働きを果たしている筋肉「肩甲下筋(けんこうかきん)、棘下筋(きょくかきん)」の刺鍼練習と、姿勢の維持や腰痛などとも関わりの深い腹部の筋肉「腰方形筋(ようほうけいきん)」の説明を受けました。

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=講習会の内容=

【1日目】
講義、基礎編
■トリガーポイントとは
■トリガーポイント鍼療法とは
■トリガーポイントの歴史
■医療連携について
■刺鍼方法、鍼のコントロール、運動検査
■トリガーポイントの検索・刺鍼「僧帽筋」

【2日目】
応用編
■トリガーポイントの検索・刺鍼
「肩甲下筋、棘下筋」
■腰方形筋のとらえ方について
 
 
この講習会を通して、運動検査や問診によるトリガーポイントの検索・鑑別診断など、トリガーポイントの概要と、臨床で扱うことの多い肩関節を中心とした疾患や患者対応について学ぶことができました。

今回は卒業して間もない卒業生が多かったので、トリガーポイントの検索には解剖学の知識が必要なことと、刺鍼する際の痛くない鍼の刺し方など、基本的なことも教えていただきました。ゆっくりと丁寧に刺入時の筋肉のとらえ方を説明してもらい、臨床経験の浅い受講者でも自信をもって目的の筋肉に刺鍼できたようです。

先生いわく、学校を卒業すると筋肉を忘れてしまう人が多いそうですが、動きの確認をすることで鍼灸適応疾患かどうかの鑑別もし易くなり、治療効果も高く出せるといいます。
トリガーポイント療法を学ぶことで、 筋や骨を正確に捉えることがいかに大切か ということを改めて実感できた講習会となりました。

トリガーポイントとは?
※臨床トリガーポイント研究会HP  http://mtp2007.com/

 

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