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活躍中の卒業生来校~キャリアガイダンス~
先週、柔道整復科1年生に対し、第1回キャリアガイダンスを実施しました。
呉竹鍼灸柔整専門学校では進路サポートの一環として「キャリアガイダンス」を定期的に行っており、業界で活躍する卒業生の声を直接聞くことができます。ガイダンスは、学生生活を充実させるヒントを見つけ、今の自分を見つめ直し、今後の目標や将来に向けて取り組むべきものを理解することを目的としています。
今回来ていただいた卒業生は、スポーツ選手やアーティストのメディカルトレーナーを経て、現在は美容鍼の治療院で活躍している髙畠樹理さん。
講演では「なぜこの道を選んだのか」という観点でこれまでの経歴をお聞きし、自身の転機となった経験や、学生生活から現在に至るまでの経験の中で学んだことなどを語っていただきました。
髙畠さんがこの世界に入った原点は、高校まで続けたサッカー。
選手として今後の活躍が期待されるも、膝の前十字靭帯を損傷。そのケガがきっかけとなり、選手を支えるトレーナーの道を目指したそうです。
高校卒業後は呉竹鍼灸柔整専門学校の柔道整復科へ進学。さらに鍼灸マッサージ科に進み、柔道整復師・鍼灸師・按摩マッサージ指圧師の資格を取得しました。
トレーナーという夢を実現するため、学校に通いながらフットサル関東2部リーグのアシスタントトレーナーとして経験を積み、その後は神奈川県のフットサルチームのメイントレーナーとしても活動。さらにはavexグループのメディカルトレーナーとして何人ものアーティストを担当するなど、在学中に積極的に経験の場を広げていきます。
今から4年前、髙畠さんの職業観を変えた出来事がありました。
担当していたある有名アーティストが震災直後の東北に出向き、自家発電機を持ち込んで60回以上の応援ライブを実施。そこに帯同した際、毎晩のように2カメラ×2時間分のビデオを夜遅くまで見て、その日の反省をし続けたアーティストのなみ外れたプロ意識に触れ、自分もこんな程度ではダメだと実感したそうです。
それをきっかけに、セラピストとしてのホスピタリティーについて考える様になり、やがてスポーツから美容へと自分の枝葉を広げていきます。
現在は、美容鍼の鍼灸治療院に勤務しながら、専門学校講師や女子サッカー選手のメンタルトレーニング指導なども行う髙畠さん。スポーツ選手やアーティストのトレーナー経験を活かし、女性が美しくなるためには身体の基礎を作ること、女性に必要な筋力をつけることが美容につながると考え、日々治療院で施術を行っているそうです。
講演後の質疑応答では、学生から様々な質問が寄せられましたが、中でも勉強方法や仕事に関する質問が多く、「勉強は一人ではなく仲間を道連れに。クラスメートと情報交換し、チームワークで勉強してほしい」とのアドバイスや、「自分自身の治療に軸をもちつつも患者さんへの治療に対してはいつも謙虚であって、常に学ぶ姿勢が大事」と治療家として大切にしていることを教えてくれました。
今回講演を聞いた学生たちはまだ入学して1ヶ月。それぞれ夢や目標を持ってスタートラインに立った今、これからどんな姿勢で学びどのようにして将来を切り開いていくのかを考える良い機会となりました。
髙畠樹理さんの勤務する治療院はこちら