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活躍中の卒業生来校!~Jリーガーから治療家へ転身~
先週、柔道整復科1年生に対し、第1回キャリアガイダンスを実施しました。
呉竹鍼灸柔整専門学校では進路サポートの一環として「キャリアガイダンス」を定期的に行っており、業界で活躍する卒業生の声を直接聞くことができます。ガイダンスは、学生生活を充実させるヒントを見つけ、今の自分を見つめ直し、今後の目標や将来に向けて取り組むべきものを理解することを目的としています。
今回来ていただいた卒業生は、Jリーガーから柔道整復師となった松田悦典さんです。
松田さんは、浦和レッズやサガン鳥栖で10年間プレーした元プロサッカー選手。しかしながらサッカー選手として致命的なケガにより28才で引退、同時に本校の柔道整復科に入学されました。
セカンドキャリアに選んだのは「柔道整復師」の道
この道への転身を決意したのは、当時のトレーナーからの一言があったからだそうです。
ーケガをした選手はその痛みが分かる。
ーケガに対する様々なメニューをこなしてきた経験もある
ー今度はそれを生かし、自分のためでなく人のために生きてみないか?
その言葉に背中を押され、セカンドキャリアとして松田さんが選んだのはサッカーコーチとしての道ではなく治療家の道でした。
講演では、スポーツトレーナーの現状、仕事のやりがいと厳しさ、在学中の勉強方法や学校生活におけるアドバイス、施術者としての大事な要素などをテーマに、治療家を目指すことになった自身の転機や、在学中から現在に至るまでの経験の中で学んだことなどを中心にお話していただきました。
キーワードは「人間力」
講演の冒頭で松田さんは、治療家のキーポイントとして「人間力」を提示。これまで5万人以上の治療を行ってきた松田さんが、第一に目指したことは「魅力ある人」になること。
「良い人間関係をつくり、受け入れられ理解されるようになれば、やがて信頼につながります。
よって、人から必要とされる治療家になるためには、相手の気持ちになって全ての患者様を自分の大切な人のように扱わなくてはいけない」と教えてくれました。
続けて、「学生時代は、まず相手の気持ちや立場に常に気づき、自分を磨く努力を高めることを実践してください。知識や技術といった専門性は学校で学ぶことが全てです。この基礎がなければその先やっていけないので、3年間は短いと思って、一生懸命学ぶことに打ち込んで欲しい」とアドバイスをしてくれました。
今回講演を聞いた学生はまだ入学して約1ヶ月。
それぞれ夢や目標を持って、スタートラインに立った今、これからどんな姿勢で学び、どのようにして将来を切り開いていくのかを考える良い機会となりました。