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第33回・第34回 卒後臨床講習会を実施しました
本校では臨床プログラムの一環として卒業生の方を対象に「卒後臨床講習会」を毎年開催しています。今年の6月と7月は、以下の講習会を行いました。
第33回 肩関節の可動域制限について(リハビリの現場から)
【講 師】塩島 直路 先生(たちばな台病院 リハビリテーション科科長)
【実施日】 6/24(土) 13:00~15:00(60分×2コマ)
肩関節の可動制限は誰でもが起こりうること。今回の講習会では高齢者やスポーツ関連でも需要が高いと思われる手技について修得しました。
講義ではまず肩関節の構成や可動域制限が生ずる機序等を、X線写真や特殊造影の写真、時には骨模型を用いて説明をしていただき、つづいて可動域制限の種類毎に可動域回復の為の運動法について実技を行いました。各ベッドを回りながら丁寧に手技の指導をしていただき、参加者からは「理解しやすい」と好評。受講した卒業生たちから「シリーズ化して欲しい」との声もあがり、講義終了後も質問が相次ぐなど、皆さん熱心に参加してくれました。
第34回 姿勢評価と運動連鎖の理解Ⅱ
【講 師】大田 幸作 先生
【実施日】7/2(日) 13:00~16:10(90分×2コマ)
今回は、インナーユニットの機能改善により姿勢の崩れによる傷病(腰痛など)の治療・予防を行う手段について学びました。講習内容は以下の通りです。
1)運動連鎖(基本的動作)の正しい評価の仕方
2)伸長ストレスと圧縮ストレスの関係性の理解
3)ニュートラルエリアにおける腹横筋・骨盤底筋・横隔膜(インナーユニット)の重要性の理解
4)呼吸法と骨盤底筋群、腹横筋の収縮をさせる腹部深層筋エクササイズの実践
インナーユニットのトレーニングは、腰痛だけでなく、肩の痛み・膝の痛みなど、身体各所の改善につなげることができます。姿勢評価法と運動連鎖評価法を的確に実践することで原因を見つけることができ、治療に好影響を与えます。受講を終えた参加者は皆、正しい姿勢の大切さを痛感した様子でした。
次回の講習会は・・・
第35回 卒後臨床講習会
【 テーマ 】手技療法ASTRの基礎Ⅱ (Active Soft Tissue Release)
【 日 時 】10/29(日) 13:00~16:10(90分×2コマ)
【 講 師 】吉野 鐵也 先生
【 会 費 】3,000円
【申込期間】10/10(火)~10/19(木)
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